先日いらしたお客様に「どうしても今日、お仏壇がほしいんです」といわれました。
お店にあったお仏壇はすでに完売で「カタログで見ていただくか、提携している池上の仏壇店にご案内します」と伝えると、「日にちが取れないのですぐ行きたい」とのことでご案内した。

向かう車の中で「私は被災者なんです・・・」といわれ、
「ちょうど半年になるので、亡くなった家族のために買いたかったので・・・

大切な家族を失って思うことは、初七日とか49日、1周忌って、生きている人のためにあるんですね。
少しずつ、少しずつ悲しみが薄れていくように思います」

悲しみの深さが伝わってくるようでした。

千の風だより

ちょうどよい大きさのお仏壇があり、ご自宅までお送りしました。
薄紙をはぐように・・・と言いますが、悲しみが癒える日がくることを祈りながら別れました。