一月二十二日に築地本願寺で大島渚監督のご葬儀が行なわれたが、その座右の銘を聞いて明石海人という方に興味を持った。

「白猫」と言う歌集の前書きにあるそうだが
「深海に生きる魚族のように 自らが燃えなければ どこにも光はない」

19才でこの詩と出会い、熱い心を持って、80年という人生を駆け抜けた
大島監督…

人は、自分の人生がいつ終わるともしれないので、漫然と過ごす日々もある。
私も仕事が一段落すると、ホッとしてそのような日もある

この言葉を知り
一日、一日を生涯と思えるよう、
今日できることは先延しをしない、と
ささやかな目標を決めた

病いにより死を宣告をされる日がきても
平常心でいることができるかもしれない